大好きだったのに別れて

両想いで付き合い始めるのは、実は難しい。
付き合ってからも相手を好きでい続けるのは、もっと難しい。
こんな風に恋愛をするのはとっても難しいって分かっていて、その中で彼とうまく付き合えていた時間はとても幸せでした。

喧嘩もたくさんしたけれど、喧嘩した分だけ絆が深まったと実感していました。
私は彼となら一生一緒にいたいと思ったし、彼もたぶん同じような気持ちだったと思います。

でも、彼の言う「ずっと一緒」はあくまで曖昧な「ずっと」で、「一生」とか「10年後の未来」とか具体的なものではありませんでした。
特に贅沢がしたいわけはなかったけれど、私は普通に結婚して、2人くらい子供を産んで家族を作りたいと考えていました。

結婚式を挙げて、ウェディングドレスを着たいと思っていたし、ハネムーンで海外旅行にも行きたかった。
そのためには現実的に貯金をしないといけないし、年齢的にはそろそろ段階を踏まないといけなくて、内心私は焦りまくっていました。

でもあんまりしつこく言うのもかわいくないから、随分長い間自分から言えないで我慢していました。
そんな時に事件が起きました。

彼が相談もなく貯金をはたいてバイクを買ったのです。
それを聞いた瞬間、私は不安や怒りが一気に爆発しました。

彼は寝耳に水で驚いていたけれど、驚かれるのが情けないやら悲しいやらでますます私はヒートアップしてしまいました。
それからも色々あったけれど、きっかけはあれだったと思います。

そこからぎくしゃくし始めて、何だかうまくいかなくなりました。
大好きだったのに、うまく話し合うことができなくて、乗り越えられなかったことが今でもとっても悔しくて悲しいです。

性質の悪い別れ方に物申したい件

付き合いはじめの感情は浅い。
人間関係の構築と一緒で当たり前だが、お互い好きなはずなのに、何だかやっぱりトライアル的なにおいがする。

というのも、付き合ってすぐ別れるカップルが後を絶たないこと。
これに最近引っかかる。
付き合ってみてやっぱり違うな、と思うことはある。
だから、付き合ってすぐ別れることが間違っているとは思わない。
けれどもこの仕組み、付き合う以前に分からないのだろうか。
と考えたときに、ああこれは通販と一緒だな、と思い至った。
買うときはすごく素敵に見えて、絶対これ!と購入するのだけれど、実際使ってみると意外に使えないとか、場所を食うとか様々な要因が見えてきて、結局手放すことになるのだ。
この例えは最悪かもしれないが、残念ながら同じ仕組みなのだ。
ただ、お互いに感情があるからには、絶対に相手を捨ててはいけないと思っている。
たとえ別れるにしても、やっぱり違ったからという理由は一番性質が悪い。
これは、一度好きになった人にやってはいけないことだ。
やっぱり違ったというのはあくまで個人的な理由であって、相手に非はない。
そもそも人間として扱っていないような感すらある。
お互い選んでのことなのだから、責任はお互いが取ってしかるべきだ。
少なくとも、相手を傷つけない方法を絶対に考えなくてはいけない。
傷つかないことはまずないのだが、それでも相手のことを考えた、という事実だけはないといけないのだ。
私の知人が最近振られた。
付き合ってから余りに短いし、相手の態度を見ていると、きっとこういう感じだったに違いない、と今思い込んでいるところだ。
本当に素敵な知人なのだ。
だからとても腹が立っている。
今ならそいつに今書いたことを全部言ってやれそうだ。
でも、一応もしこんな理由でなかったら困るので、機会があったら言ってやろう程度にしている。